HOME特集を見る > 職人PRIDE|鉄筋工編

 郷里・熊本県を離れ、千葉県の会社で働き始めて23年。携わった現場は60件以上にのぼる。鉄筋は、体に例えれば骨。いかに組立てるかが建物全体に大きな影響を与えるだけに、品質確保には特段のこだわりを持って取組む。自分の仕事が形になるという醍醐味。それが職人としてのPRIDEでもある。


安全作業があって初めて良い仕事ができる

 年間に手掛ける現場は1~3カ所で住宅、物流倉庫、病院、学校などさまざまです。現場では鉄筋工事の現場のリーダーとして、その日の作業内容をスタッフに伝え、現場の安全の確認や工事の品質のチェック、そして若手の教育などに取組みます。特に若手には、現場が危険と隣り合わせであることを繰返し教え込みます。安全作業があってこそ、初めて良い仕事ができるからです。


平成28年度 安全優良職長
厚生労働大臣顕彰を受賞!

 日々の安全作業に対する取組みが認められ、全国から「安全優良職長」として表彰された143人の1人として選ばれました。

「品質」へのこだわり、それが職人としてのプライド

 鉄筋工としてのこだわりは、何より仕上がりの品質です。鉄筋は材質や太さなどの種類もさまざまです。それらを組合わせ、コンクリートを打設した時にきっちりとした厚みが出るようにすることが要求されます。

 現在、建設作業に携わっている物流倉庫は、段差が入組む複雑な形状の建物であるため、鉄筋を組むのも難しさがあります。日々の作業では、現場全体を取り仕切る技術者からの指示に基づき的確な工程を組み、やり直すことなく進められるように心掛けています。午前8時から朝礼がありますが、その前に現場をぐるりと見て回り、その日の作業の手順や安全確保について思いをめぐらせるのも、作業を取り仕切る職長として大切な時間です。

 鉄筋工事の職長として、例えば東京スカイツリー®のように誰もが知っている現場を手掛けてみたい。それが自分の夢でもあります。


子どもの成長に、よろこびを感じる

 私の妻は同じ高校の1年後輩です。在学時から可愛いなと思っていました。卒業して千葉に出てきて、熊本との遠距離恋愛の末に、29歳の時に結婚しました。子どもは小学6年と4年の男の子。二人とも少林寺拳法を習っています。練習の送り迎え、試合の付き添いをする中で、頑張っている姿を見ていると、「大きくなったなぁ」としみじみ思います。
 最近、下の子が「お父さんのような仕事をしてみたい」と言うようになりました。父親としてこんな嬉しいことはありません。


明日も良い仕事ができるように

 普段は毎朝、まず会社に行き、そこから仲間と一緒に現場に向かいます。仕事は朝礼から始まり、午前10時と午後3時の30分間の休憩、午後0時から1時間のお昼休みを挟みながら続きます。夕方5時にその日の作業が終わって再び会社に戻り、別の現場で働く仲間とも顔を合わせてから帰宅します。だいたい晩酌をして午後11時には就寝しています。週末は会社の仲間達と飲みに繰り出すことが多いです。
 休日は、家族と一緒に過ごし、買い物に出掛けるなどして、明日からの仕事に備えています。



 社員とその家族、協力業者さんも参加する地引網。チームワークの良さは、遊びにも発揮されます。


この仕事を目指す方にメッセージ

10年、20年後もそこに残る仕事

 自分たちが手掛けた建物が形になって現れるのが建設の仕事です。10年後も20年後もその場所に残るのです。これが建設の仕事に携わる醍醐味だと思います。
 父親になって、子どもに「これ、お父さんがつくったんだ」と自慢できます。そんな建設の仕事を、ぜひ皆さんにも目指してほしいと思います。


 これまで、鉄筋工として必要なさまざまな資格の取得にも挑戦してきました。働きながらの挑戦は大変ですが、それでも試験勉強に取組み、初めて分かることもたくさんあります。どれだけ成長したのかを確認するのにも良い機会になると思っています。

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