HOME特集を見る > 道具de見る vol.04 仕上げ系(造園工編)

「腰袋」

 建設現場の作業で必要な工具類を収納するバッグ「腰袋」。 腰回りに身に付けて使用し、複数の工具を一度に持ち運べるのが特長。作業の効率アップや両腕が自由になるため安全性の確保にもつながります。
 写真は造園工の腰袋、左から「剪定鋸(せんていのこぎり)」「剪定鋏(せんていばさみ)」「木鋏(きばさみ)」。使い込まれ職人の年季の入り具合が感じられ、これもまたカッコイイ。


 

造園工といえばコレ!「木鋏」と「剪定鋏」 造園工といえばコレ!「木鋏」と「剪定鋏」

 枝の太さによって木鋏から剪定鋏へと使い分け、さらに鋏では手に負えない太い枝や幹を切る時には剪定鋸も使います。
 水分を含む植物の枝や葉を切るため、作業後の手入れもしっかり行います。刃を丁寧に研いで使い込んだ鋏は、職人の手にしっくり馴染むといいます。


こんなときに使う

木鋏は、剪定鋏と違いバネを利用しないため、握る力も少なく長時間利用しても手に疲労が残らない




美しい樹形をつくる「刈込鋏」 美しい樹形をつくる「刈込鋏」

 キレイな丸や四角に整った生垣。これらは職人が刈込鋏(かりこみばさみ)で刈り込んだものです。枝を1本1本切るのではなく、樹の形を全体的に整えるために両手で扱います。

こんなときに使う

道具の重さ、長さなど、自分に合った道具に出会えるかで、仕事の仕上りも大きく変わってしまいます。




高い木の剪定には「三脚」 高い木の剪定には「三脚」

 高い位置での枝の剪定、刈り込みに使います。先端が三角形のため、密生した枝の中にでも作業がし易いです。さらに高い樹木には、一脚はしご、木登りはしご、枝打ちはしごなどのはしごが使われます。

こんなときに使う

三脚での剪定作業。

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