建設業未経験ですが訓練に参加できますか?
大丈夫です。訓練の参加者は建設業未経験者がほとんどです。訓練では、建設業で実際に働いているベテランの職人さんたちが親身になって指導します。未経験だからこそ仕事に真っ直ぐに向き合い成長
2023年5月28日(日)に解体重機オペレーターの技能を競う大会「De-1グランプリ2023」が福岡で開催されました。
ベテランから若手、女性まで全国各地から解体重機オペレーターが集結し、熱戦を展開。高い技術を存分に発揮し、手に汗握る真剣勝負となりました。
参加者の家族や同僚など多くのサポーターも応援に駆けつけ、晴天の中で大盛況の1日となりました。
解体重機技術を競い合い日本一を決める「De-1グランプリ」。予選と決勝含めた計4種目の競技で、アタッチメントを取り付けた重機を使用し操作技術を競い合いました。参加者は日々現場で技術を磨き上げた凄腕たちばかりです。迫力ある重機を緻密に操作し、見事な技術を披露しました。
日時 : 2023年5月28日(日)
参加人数 : 41人
場所 : 海の中道海浜公園 野外会場
決勝進出人数 : 7人
結果 :
金 大久保 直彦 選手 (株)杉田工業
銀 清水 琢真 選手 (株)妹尾産業
銅 黒田 一弘 選手 ヒラキン興産(株)
2023年5月28日(日)に解体重機オペレーターの技能を競う大会「De-1グランプリ2023」が福岡で開催されました。
ベテランから若手、女性まで全国各地から解体重機オペレーターが集結し、熱戦を展開。高い技術を存分に発揮し、手に汗握る真剣勝負となりました。
参加者の家族や同僚など多くのサポーターも応援に駆けつけ、晴天の中で大盛況の1日となりました。
解体重機技術を競い合い日本一を決める「De-1グランプリ」。予選と決勝含めた計4種目の競技で、アタッチメントを取り付けた重機を使用し操作技術を競い合いました。参加者は日々現場で技術を磨き上げた凄腕たちばかりです。迫力ある重機を緻密に操作し、見事な技術を披露しました。
日時 : 2023年5月28日(日)
参加人数 : 41人
場所 : 海の中道海浜公園 野外会場
決勝進出人数 : 7人
結果 :
金 大久保 直彦 選手 (株)杉田工業
銀 清水 琢真 選手 (株)妹尾産業
銅 黒田 一弘 選手 ヒラキン興産(株)
倒れているカラーコーン3個を大割機(クラッシャー)で起こして重ねる。次に吊り下げられた鉄筋を切断。立てられた3本の鉄筋を1本ずつつかみ、ポールの両側にあるパイプのどちらかに通し、下の風船を割る。
カラーコーン6個の上に設置されたボールを、バケットですくって籠の中に入れ、制限時間内に籠に入れたボール数で勝負する。
無造作に倒れて散らかったカラーコーン6個を、制限時間内にすべて重ねてきれいに片付けることができるかを競う。最後のカラーコーンを重ね終わるまでのタイムで勝負する。
予選競技の上位6名と、僅差で敗れた21世紀枠の最年少選手1名を追加した計7名が決勝へ。大割機で鉄筋をつかみコースの隙間を通し、最後に大割機で風船6個すべて割るまでのタイムでチャンピオン決定。
すべての競技が終わり決勝の順位発表が始まると、それまで賑やかだった会場が静まり返り緊張感が高まりました。妹尾実行委員長より、第7位から優勝者まで選手の名前を呼び上げられると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。優勝者は、埼玉県から参加した(株)杉田工業の大久保直彦さん。平会長より、協賛企業からの賞金10万円やミニチュア重機の副賞、優勝トロフィー、メダル、表彰状が授与されました。優勝を果たした感想を「本当にうれしいです」と
満面の笑みで語る大久保さん。「楽しかったですね。会社の社長に、こんな大会があるんだけど出てみないかと誘われて、おもしろそうだと思って参加しました。自分がこの業界に入ったのは、祖父が建設業をやっていたのを見ていて興味を持ち、好きになったのがきっかけです。
解体工事業は危険と隣り合わせで大変な仕事です。だからこそ、安全第一で仕事を終わらせたときの達成感がたまらないです。この仕事はやれば楽しいので、経験したことがないならぜひ挑戦してみて、解体業に触れてもらいたいです」と、応援に駆けつけた同僚たちとともに喜びをかみしめました。
解体工事についてたくさんの方々に知ってもらいたい、重機のオペレーターの高度な技術、すばらしさ、かっこよさを披露する場所を提供したいという思いから、今回のDe-1グランプリを開催いたしました。全国から選ばれた41名の精鋭による競技は、接戦で、本当にレベルが高いものでした。選手同士もお互い刺激を受け、交流を深めることができたようです。
また会場では、選手や家族、友人、同僚の笑顔があふれ、次回の大会開催を望む声を多く聞けたことは主催者として収穫となりました。
解体工事は重機の操作技術、建物条件に合わせた施工計画、副産物処理に対する理解、環境への配慮等多岐にわたる知識、技術が求められます。工事を通じて都市の再生や発展に貢献できることは解体工事の魅力の一つといえると思います。
観客席と協賛企業ブースでぐるりと重機を囲むように設置された会場には、選手や家族、同僚など多くの人が集まり賑わいを見せました。
協賛企業ブースでのミニチュア重機が当たる抽選会は子供たちに大人気。
違う企業の選手でも、和気あいあいと談笑し合う様子が印象的な選手席。
緊張しながらも笑顔で他の選手を見守る、競技の順番待ちの選手たち。
NHK「解体キングダム」や業界誌などが取材に駆け付けました。
大会にはベテランから若手、女性まで幅広い層の選手が出場しました。選手の皆さんに解体工事業の魅力について熱い想いを語っていただきました。
解体工事業の魅力は、形ある物を壊し新しい物が誕生するまでの一連の流れを間近で見られるところだと思います。解体重機の操作は難しいイメージがあるかもしれませんが、やればやるだけ上達できますよ。正しい操作を身につければ女性が十分活躍できる仕事です。ぜひ多くの女性がこの業界に挑戦して新しい風を入れてほしいと思います。
解体工事業で発生する産業廃棄物は、適切に選別されリサイクルされています。ただ建物を壊すだけでなく、地球環境にも配慮して仕事ができていることを誇りに思います。この業界は、厳しい印象を持たれがちですが、最近は女性オペレーターも増えています。女性も怖がらずに、この業界に入ってきてほしいです!
重機を好きになったのは1歳半のときで、建設業で働いていた祖父の友人から、重機のおもちゃをもらったことがきっかけです。それからは重機に乗ることがずっと夢でした。実際に乗ると難しいと感じることもありますが、日々やりがいを感じながら仕事をしています。この大会を見て、若い子たちが解体工事業を目指してくれたらうれしいです。
私にとって重機を操るのは、ロボットを動かしている感覚です。そんな重機を自由に動かせるようになることは、とても「カッコイイ」ことです。だからこそ、重機を上手に動かせるようになりたいと思ってこれまでがんばってきました。若い方には、環境問題にも配慮した地球にやさしい解体屋さんを目指して、未来を切り開いてもらいたいと思います。
建物を壊して更地にしたときに「やったぜ」と、思わずガッツポーズをするような達成感を得られるのがこの仕事の魅力です。最近は後輩の育成にも携わり、課題は「いかにやる気を引き出すか」。危険な場面では注意することもあれば、褒めて伸ばすことも必要で、日々勉強です。みなさんも、このやりがいのある解体工事業にぜひ飛び込んできてください。
戦後復興、高度成長期において大量に建設された建築物が令和の今、更新時期を迎えかつてない勢いで解体工事の需要が高まっています。
また地震や豪雨などにより発生した倒壊家屋の解体、災害廃棄物の除去などの災害復旧で解体業者の活躍が注目されました。解体工事業は社会的にもその役割が重要視されるようになっています。
一例ですが被災地に派遣された自衛隊の隊員さんが、地震で倒壊した家屋の解体工事で活躍する解体業者さんを見て「あの仕事なら自分も世の中に貢献できる」と解体工事業に転職されました。
解体工事業は、自分の仕事にプライドを持ち働ける職場だと自信を持って言えます。
持続可能な社会の担い手としての「解体工事業」を生業とすることは素晴らしいことだと思います。ご自分の手で解体工事業への扉を開けてみてはいかがでしょうか?