建設業未経験ですが訓練に参加できますか?
大丈夫です。訓練の参加者は建設業未経験者がほとんどです。訓練では、建設業で実際に働いているベテランの職人さんたちが親身になって指導します。未経験だからこそ仕事に真っ直ぐに向き合い成長
おじいちゃんが造園土木の仕事をしていて、幼い頃から現場について行ったりしていました。
また、家の敷地内にある倉庫のなかの資材や道具をおもちゃがわりにして、物を作ったりして遊んでいましたね。この頃から「将来は大工になりたい」と、ぼんやりと考えていました。
大好きなおじいちゃんとの記念写真
中学時代は野球部に入部し、部活動中心の生活を送りました。ただ、野球一色だったかといえばそうでもなく……。初めて彼女ができたのもこの頃で、電車に乗って映画を観に行ったり、買い物に出かけたりと、青春そのものでしたね(笑)
おじいちゃんの仕事の影響もあり、工業高校の建設科に進学しました。実習などを受けているうちに、自分がどんな仕事をやりたいのか、具体的に見えてきました。
そんなタイミングで、企業の人が学校へ出向いて仕事内容などを説明してくれる「出前講座」の授業があり、そこで今の会社のことを知りました。鉄筋を組む仕事に興味がわいて、その場で「入社させてください!」と当時の社長(現会長)に志願したんです。これもご縁だと思い、口約束にならないよう実際に求人に応募しました。
実際の出前講座の様子
新入社員
就職して1年目は掃除や道具の準備、材料を運んだりの作業からのスタートです。それ以外は指示してもらわないと分からない、指示がないと動けない状態でした。そんな時期が辛かったですね。
建設業界で生きていくことを決めていたので、「ここで頑張れなかったらどこへ行っても通用しない!」と自分を奮い立たせながら、指示待ちにならないこと、手が空いたときは自分から次の作業を聞き、分からないことがあれば理解できるまで先輩に繰り返し質問して、積極的に動くことを心掛けていました。
TURNING POINT!
3年目になると、全体的な仕事内容や流れを理解できるようになり、先輩に教わりながらも今度は後輩に教えるという立場に変わりました。また、この頃に目標としていたのが「職長」です。ただ、当社では職長になるためには1級鉄筋施工技能士や職長・安全衛生責任者教育などの資格を取得する必要があり、帰宅後も勉強に一生懸命に取り組み、会社に残って図面を引いたりと、忙しい毎日を送りました。
多忙な日々に追われて弱音を吐きたくなることも多かった私を支えてくれたのが、当時付き合っていた彼女(妻)です。苦しい時期の自分を励まし、何でも相談に乗ってくれました。彼女がいなければ今の自分はないと思うほど感謝しています。
後輩への指導
努力のかいもあって、職長になるための資格をすべて取得できたのが入社5年目、23歳のときでした。同期では一番早く、会社としても異例の速さだったので、とてもうれしかったですね。もちろん給料も上がりました。
職長として最初に任されたのが、10階建てのマンション建設現場でした。自分に務まるのか不安で、「とにかくやるしかない!」と意気込んだものの、一職人とリーダーでは動き方がまるで違います。悪戦苦闘しながらも、サブ役のベテラン職長のサポートもあって、何とか完成させることができました。その達成感はこれまでとは明らかに違い、現場を仕切り終えたという安心感も重なって喜びは格別なものでした。
現場の安全を徹底する
職長になるという当面の目標を達成できたこともあり、平成30年7月に入籍し11月に結婚式を挙げました。会社の人たちにも盛大に祝っていただき嬉しかったです。一番大変だった時期を支え続けてくれた妻を必ず幸せにすると強く誓いました。目標はマイホームを建てること、そして早く子どもが欲しいですね。
今後の目標
現場や建物によって作業の進め方が違うので、まずは職長としての経験を積み、もっとスムーズに現場を回せるようにしたいです。そして、次に目指すのは、職長の上の役職「総合職長」です。
この仕事を目指す方へメッセージ
人材不足が続く建設業には、より多くの若い方たちの力が欠かせません。“衣食住”に関係した仕事はこの先も需要が高いはずですし、後世に建物を残すという意味でもやりがいがあります。
ものづくりの楽しさを働くなかで知ってもらえればと思います。
おじいちゃんが造園土木の仕事をしていて、幼い頃から現場について行ったりしていました。
また、家の敷地内にある倉庫のなかの資材や道具をおもちゃがわりにして、物を作ったりして遊んでいましたね。この頃から「将来は大工になりたい」と、ぼんやりと考えていました。
中学時代は野球部に入部し、部活動中心の生活を送りました。ただ、野球一色だったかといえばそうでもなく……。初めて彼女ができたのもこの頃で、電車に乗って映画を観に行ったり、買い物に出かけたりと、青春そのものでしたね(笑)
おじいちゃんの仕事の影響もあり、工業高校の建設科に進学しました。実習などを受けているうちに、自分がどんな仕事をやりたいのか、具体的に見えてきました。
そんなタイミングで、企業の人が学校へ出向いて仕事内容などを説明してくれる「出前講座」の授業があり、そこで今の会社のことを知りました。鉄筋を組む仕事に興味がわいて、その場で「入社させてください!」と当時の社長(現会長)に志願したんです。これもご縁だと思い、口約束にならないよう実際に求人に応募しました。
新入社員
就職して1年目は掃除や道具の準備、材料を運んだりの作業からのスタートです。それ以外は指示してもらわないと分からない、指示がないと動けない状態でした。そんな時期が辛かったですね。
建設業界で生きていくことを決めていたので、「ここで頑張れなかったらどこへ行っても通用しない!」と自分を奮い立たせながら、指示待ちにならないこと、手が空いたときは自分から次の作業を聞き、分からないことがあれば理解できるまで先輩に繰り返し質問して、積極的に動くことを心掛けていました。
TURNING POINT!
3年目になると、全体的な仕事内容や流れを理解できるようになり、先輩に教わりながらも今度は後輩に教えるという立場に変わりました。また、この頃に目標としていたのが「職長」です。ただ、当社では職長になるためには1級鉄筋施工技能士や職長・安全衛生責任者教育などの資格を取得する必要があり、帰宅後も勉強に一生懸命に取り組み、会社に残って図面を引いたりと、忙しい毎日を送りました。
多忙な日々に追われて弱音を吐きたくなることも多かった私を支えてくれたのが、当時付き合っていた彼女(妻)です。苦しい時期の自分を励まし、何でも相談に乗ってくれました。彼女がいなければ今の自分はないと思うほど感謝しています。
努力のかいもあって、職長になるための資格をすべて取得できたのが入社5年目、23歳のときでした。同期では一番早く、会社としても異例の速さだったので、とてもうれしかったですね。もちろん給料も上がりました。
職長として最初に任されたのが、10階建てのマンション建設現場でした。自分に務まるのか不安で、「とにかくやるしかない!」と意気込んだものの、一職人とリーダーでは動き方がまるで違います。悪戦苦闘しながらも、サブ役のベテラン職長のサポートもあって、何とか完成させることができました。その達成感はこれまでとは明らかに違い、現場を仕切り終えたという安心感も重なって喜びは格別なものでした。
職長になるという当面の目標を達成できたこともあり、平成30年7月に入籍し11月に結婚式を挙げました。会社の人たちにも盛大に祝っていただき嬉しかったです。一番大変だった時期を支え続けてくれた妻を必ず幸せにすると強く誓いました。目標はマイホームを建てること、そして早く子どもが欲しいですね。
今後の目標
現場や建物によって作業の進め方が違うので、まずは職長としての経験を積み、もっとスムーズに現場を回せるようにしたいです。そして、次に目指すのは、職長の上の役職「総合職長」です。
この仕事を目指す方へメッセージ
人材不足が続く建設業には、より多くの若い方たちの力が欠かせません。“衣食住”に関係した仕事はこの先も需要が高いはずですし、後世に建物を残すという意味でもやりがいがあります。
ものづくりの楽しさを働くなかで知ってもらえればと思います。